退職の最適タイミング

2020-01-18 オフ 投稿者: 所長

 前回の記事(セミリタイア逃げ切りグラフ)で40代前半のタイミングでセミリタイアの判断をした資産計算の根拠を書いたが、今回は補足で、もう少し短期的なスパンで、「12月」に退職したことの理由について語る。

①ボーナスを貰って辞める(⇒6月、12月)

 ボーナスを貰って辞める方がお得。10月に退職を宣言したので、会社からは「辞めるなら早く辞めろや」と言われないかなと思ったけど、「11月だと損した感があるから嫌です」と正直に主張した。特に何も言われなかった。

②退職を宣言することで査定等の不利益が出ないタイミング(⇒12月)

 6月に退職するため4月頃に退職を宣言するとして、私の会社ではそのタイミングは年1回の査定直前のため、昇給しなかったりボーナスの額が下がる可能性があった。12月退職の場合、10月頃に退職を宣言しても月給やボーナスの金額が下がらない。

 ボーナスは過去の貢献度によって決まるのが建前だと思うが、居なくなることが確定している人間が相対的に高評価を得ることは考えづらい。実際、6月に退職した有能な同僚はボーナスが平均の2割引くらいになっていた。これは、相当使えない奴の評価だ。

 この観点では、「何月に辞めるか」だけじゃなくて「いつ辞める宣言をするか」も論点になると思う。あまり早めに言うから不利益が出るわけで、上記の例でも5月末に宣言して6月末に退職すれば不利益は出ないのだけど…

③仕事のキリがよく、宣言後に引継ぎや有給を十分とれるタイミング

 円満退職するためにこれも考えなければいけない。私は①~③を総合的に考えて10月宣言、10~11月引継ぎ、12月有給消化、12月末退職とした。

 プロジェクトが終わる間際に宣言し、そのプロジェクトに関する事後処理をやり終えて退職、という感じ。これより前だと引継ぎ不足で恨みを買い、これより後だと次のプロジェクトにアサインされてしまいかねないから。

 私の場合、こういうことを過剰に配慮した結果、セミリタイアが数年後ろ倒しになった気もする。その分貯金もできたのでまあいいんだけど、あまり考えすぎずに自分のことを第一に考えるでもいいのかなと思う。

④勤続年数で失業手当が多くなるタイミング(未遂)

被保険者期間所定給付日数
1年以上9年以下90日
10~19年120日
20年以上150日

 私の場合、あとちょっとのところで「20年」に満たず、120日になってしまった。これは失業手当20万円くらいに相当する。でも①~③のタイミングもあって諦めた。

 他にも、退職金がキリのいいタイミングで一気に上がるとか、勤続XX年で特別報酬が出るとか、会社の制度を調べるとよいと思う。私の場合は特に無かった。

⑤残業が多いことで失業手当が多くなるタイミング(未遂)

 自分ではコントロールしづらいことなので私はあまり計算しなかったが、一応参考情報として。以下の条件を満たすと失業手当の手続き上「会社都合退職」と同等扱いとすることが可能で、失業手当の日数が長くなる上、受給開始タイミングも早い。

・退職前6ヶ月のうち、3ヶ月以上連続して残業時間が45時間以上
・退職前6ヶ月のうち、残業時間が100時間以上
・退職前6ヶ月のうち、連続した2ヶ月の平均残業時間が80時間以上

被保険者期間所定給付日数
11カ月以下90日
1~4年150日
5~9年180日
10~19年240日
20年以上270日

 

ただし退職年の年収が低い(残業代が少ない)と、翌年の健康保険料を抑えられるメリットもある。

 結局のところ、暇なときに無理やり残業することは出来ないし、働き方改革とかうるさいご時世なので、なるようにしかならないと思うが、微妙に忙しい状況ならば意図的に45時間超えを狙ってみるのはいいかもしれない。

⑥早期退職者制度(未遂)

 会社から早期退職者の募集があれば、退職金が割増になるので最適なタイミングだ。やってくれないかなーとずっと期待してたんだけど、ついに募集は無かったので諦めた…。来年あたりに募集があって「退職金1.5倍だった」とか同僚に自慢されたらブチ切れる。

おまけ1:有給完全消化なら支給月付近に辞めるのがお得説

 有給休暇が毎月4月頭か10月頭あたりに増える会社が多いが、その月に辞めればその月はほぼ貰い立ての有給消化に使える。人道的にはやや微妙だが、法的にはこれを会社側が拒める根拠はないそうだ。貰い立てであっても立派な権利ということ。元々溜まってた分と含めて3ヵ月休むこともできる。

 自分の会社ではラスト3ヵ月有給で辞めた人もいるが、会社によっては全く使用させてくれないケースもあるとは思う。私は4月有給支給で12月末退職なのでここまではやらなかったが、有給は使い切って退職した。

おまけ2:精神を病んだ設定で行けばお得説

 病気休暇は会社の制度で給料の何割かを半年くらい貰える上、その上で休職になれば次は雇用保険から給料の何割かを1年くらい貰えたと思う。

 ブラックなプロジェクトにいたときは精神的にも余力がなく、「こうなったら精神病んだことにして、とことん搾取しからて辞めてやんよ!」と思ってたときもあったのだけど、その後は平和なプロジェクトを平和にやり遂げて円満に退職したので、そんなことはしなかった。

おまけ3:12/31よりも12/30がお得だった説

 31日に退職するか30日に退職するかで社会保険料が変わるという話。退職前から何となく知ってはいたけど、「12月末」って言ってたら自然と人事側で31日で決定されたし、同月退職の人も31日だったので、細かいことでグダグダ言うのも迷惑かなと思って普通に31日で退職した。

詳しいことはあまり調べてないが、以下参考情報。