会社を辞めた経緯

2020-01-24 オフ 投稿者: 所長

 私が働いていた会社は総合的にホワイト(プロジェクトにより一部ブラック)な部類の会社で、若い頃は起業したいとか、最近ではセミリタイアしたいとか、ずっと色々考えていたけど間延びして20年掛かった。何故今になって辞める決断をしたのかについて説明する。

前向きな理由

◆機が熟したから。

 単に無駄に間延びしたわけではなく、貯金が増えたり、スキル・経験を身に着けたりしていたわけで、それが前からやりたかったセミリタイア・フリーランスになる上での一定の安心材料に達したということ。

後ろ向きな理由 

◆休みを自由に取りたい、けど自由には取れない。

 サラリーマンの中においては自由にやっていた部類で毎年有給を消化していたが、自分の中ではうまく空気を読んでプロジェクトの閑散期を突くようにしか休まないようにしていた。会社にいるうちは自由な生き方は出来ないと思った。

◆ならばとりあえず休職してみるか、と思ったがそんな制度は無かった。

 病気・介護・育児を理由に休職する制度はあるが、独身健康体では休職しようもなかった。フレックスタイム制度もテレワーク制度も無くて、私を救済する制度は無かった。

◆給料が上がらない。

 これが最大の理由。社内の給与制度上は私のレベルはMAXに達しており、経験値が溜まらないシステム(非管理職としては昇給の余地がゼロ)だった。実際にはまだ覚えるべきことなど無限にあるが、この状態ではこれ以上スキルを向上させるモチベーションが湧かない。

 同年代の同僚はそんな感じなので、「管理職コースを歩む」か「給料は上がらないけどそこそこには高いのでダラダラ現状維持する」の2択制となっていた。しかし実際のところ管理職はポスト不足で空き待ち状態になっていて、よほど上層部に気に入られていないと厳しい状況。私はそういう活動は疎かにしていたので厳しかった。

 後者の現状維持コースを受け入れている同僚も多く、実際には多少不満もあるだろうけど「責任のない今のポジションが気楽でいいよ」などと口を揃えていた。

 私はかねてからのセミリタイア志向者でありながら、会社にいる限りはガンガン上を目指す志向だったので、このような状況に溶け込む気になれなかった。それに少なくとも自分は「責任が無いから気楽」ではなかった。雑魚の上司は全く役に立たないので実質的に現場を仕切る必要があったし、問題が起きたときの客への謝罪も自分が行かないと説明できないので、客に怒鳴られるのも私の役目だ。雑魚の上司より給料が低いことに納得がいかぬ。

 直近の数年間、雑魚の上司が管轄するプロジェクトが滅亡せずに成功したのは私が生命を削って戦った功績が大だと思うが、恐らく雑魚上司の実績として評価され、私には殆ど得になることは無かった。これで「あ、もういいや」と思ってしまった。

何故キャリアップ転職ではないのか

 上記のような理由からだと、それならキャリアアップを目指して転職すればという話になりそうだが、特に迷うことなく一切転職活動をせずに退職した。

 このような不満は転職しても同じように出てくる可能性がある。会社の体制や制度にも多少問題はあったにせよ、自分としても「会社でうまく立ち回る能力」が中の下くらいしか無かったということでもあるのかなと。金が欲しいならフリーランスで最強の傭兵みたいな立ち位置を目指す方が成功確率が高いし、その前に自前のサービス・アプリなどでマッタリ稼ぐのを企むのも面白い。その前にとりあえずダラダラするのもいい。

 などと考えたら楽しい気がしてきて、「すぐ転職は無いな」と思って、今に至った。