社畜はなぜ休めない(休まない)のか

2020-02-16 オフ 投稿者: 所長

 前回記事で社畜時代の有給事情を振り返ったことがきっかけで思い出してイラついてきたので、社畜の有給事情について考察する。

(前回記事↓)

社畜の有給事情(自分の場合)

 まず私の場合、そこそこホワイトで有給取得を奨励する会社ではあった。

 また、IT業界というのは忙しいときは忙しいが、大抵「半年~1年間くらいのスケジュールで何かを作る」というプロジェクト型のスタイルだから、プロジェクトが順調であれば合間にちょっとした休みは取りやすいし、プロジェクトが終わった後にもまとまった休みを入れやすい。

 そんな中でも有給を毎年捨てている生粋の社畜がたくさんいたけど、私はかなり消化していた部類である。

 でも不満はあった(大半の人から見たら贅沢かも)。

 前述の「プロジェクトが終わった後のまとまった休み」を取れるおおよその時期は分かるが、直前にならないと明確にはならないので、旅行を計画しようとなるとやはり難しい。

 また「次のプロジェクト」にお声が掛かってしまうので、休めるのは1週間程度である。また部署異動が伴うことが多く、その場合は前プロジェクトの事情など知らないので、「えっ、1日から来てくれないと困るよ!」などと言われる。前もって移動先の部長と調整してくれ、と上司に訴えても無駄であった。

 そして最大の問題は、プロジェクトの成功を第一に考えてるタイプの社畜だったため自主的に空気を読みまくったこと。数少ない突き抜けてる奴は、糞忙しい時に「来月、旅行行くんで休みます。飛行機ももう取りました。」などと言ってくる。本来の権利的には、これでいいのではないだろうか、と思う。

社畜の有給事情(同僚の場合)

 前述の「空気読まない系」は超レアで、大半の同僚は毎年有給を大量に失効し、何故かそれに対して得意げな人も多い。

 そういう輩は「有給溜まってるだろ?来月ちょっと仕事落ち着くから休んだら?」と言っても断ってくる。

「そんなに休んだら、体がなまって復帰できなくなりますよー」
(⇒いやお前みたいなタイプの社畜は何日休もうとも復帰初日の就業30分前には絶対机にいるだろ…。)

「いや特にやること無いんで」
(⇒趣味持てよ。それに、寝てるだけの有給でも別にいいだろ。しかもこういう奴は特に仕事熱心なわけでもなかったりする)

 ある程度皆が休みを積極的に取る空気にしないと休み取りたい派の自分が目立つから、むしろ迷惑なんだよ!と言いたい。

社畜の有給事情(他社・他業種の知人の場合)

 他社の知人については業界や会社特有の事情もあろうけど、やはり有給切り捨てを得意げにしている者が多い。

◆そもそも業種の事情で長期の休みがとりづらい。

⇒販売・接客業ではほぼ年中無休で、休みはランダムで週2日程度あるが、連休はほぼ無い。これはまあ仕方ないところか…。本人がそれでよいならば。

◆上司が認めてくれない。

⇒これもまあ仕方ないか…。

◆休んでも部下から連絡がすぐ来る…俺が居ないと回らないわ。

⇒そりゃ凄い。でもそれはちゃんとチームで仕事が回るような仕組みを作れてない君が無能なのかもしれないけど…。

まとめ

 どうも自分の周りでは、休みが取れないことを本当に残念がっている人が少ない。仕事が本当に好きなら羨ましいが、真意はどこにあるのか。

 口には出さないけど、会社での評価を気にする人もいるのかなと思う。最近では「有給取得⇒査定ダウン」なんて会社は少ないと思うけど、自分が居ないときにも仕事が無事に回る、という事実を作るのは不利と考えるかもしれない。

 また友人との会話でも「居ても居なくてもあんまり変わらないからガンガン休んでるよ!」と言うより「俺が居ないと回らないから休めない」のが恰好が付くってのもあるかもしれない。

 とにかくリタイア仲間は増えそうにない。