副鼻腔炎の入院手術(8)無職独身の入院まとめ

2020-03-20 オフ 投稿者: 所長

 手術の5日後の朝食、診察の後で予定通り退院となった。鼻の通りは依然として悪いが、あと1週間くらいで段々とよくなるそうだ。経過は後日書くとして、一旦の締めとして、医療費とか無職独身での入院の注意点などをまとめる。

医療費、高額医療費制度

 退院当日に支払った金額は426,160円。

 内訳は医療費326,860円、食事等6,900円、個室代(7日分)が92,400円となっている。

 このうち医療費326,860円については私が任意継続加入している健保では高額医療費制度+独自の付加給付制度により自己負担は2万円迄となり、後日申請すれば戻ってくる。

※付加給付が無い場合を仮定すると高額医療費制度だけなら自己負担は8万円程度となる。任意継続の場合は標準報酬月額に上限がつくので退職前の所得がどうであれそれが上限。

 後日入金といっても数ヵ月掛かるらしいので、前もって「限度額認定証」とやらを作っておけば建て替える必要も無く最初から自己負担分だけを払う形に出来るので、資金不足の人はそうすればよい。数ヵ月くらいOKという場合は、全額クレカ払いしてポイントを付けた方がお得なのではと思い、私はそうした。

その他、高額医療費制度の注意点

・月単位なので、入院が月跨りになると自己負担額が2倍になり損。

・入院/外来は同月でも別単位なので入院月に外来通院を含めることのメリットはなかった。高額が掛かる外来通院を1月にまとめることには意味がある場合もあると思う。私は外来では5000円×数回程度しか掛かっていないので意味なし。

医療費控除

 医療費が多めに掛かった場合は、医療費控除で来年の税金を節税できる。

【医療費控除額の計算式
医療費控除額=1年間で支払った医療費の合計金額(控除対象分の費用)-保険金などで補てんされた金額-10万円

※総所得が200万円未満の方は「10万円」の代わりに「総所得×5%」

 医療費控除に計上できる費用は、高額医療費のときには計算外だった食費、外来通院の費用、その他の医療(歯医者等)、交通費なども含められるのでチリが積もれば山になるかもしれない。

 あと個室代(差額ベッド)については自己の都合で申し込んだ場合は医療費に計上しちゃ駄目、病院に指定されたなら計上OKらしいのだが、そんな証拠は特に無いので計上しちゃっていいのではと思う…。これは大きい。

 もっとも今年の収入額を考えると多分来年の税金は格安で、殆ど意味はないかもしれない。一応今年は医療費に関わる全ての領収書をちゃんと保管して、年末の段階でそこまで真面目にやる意味があるかどうかを考えることにする。

個室で10万近く掛かった件

 やはり無職としては高すぎた気もするし、終始寝たきり老人のような状態だったから個室ライフをエンジョイ出来たというわけでもなし。

 しかし相部屋だった場合に他人から受けるストレスがどの程度だったかわからない。体調不良、鼻詰まり、不眠のストレスを軽減するのに1人の空間はよかったという気はする。

完全に1人で入院した件

 行きも帰りも手術当日も完全に自分1人、見舞いも呼ばずで成し遂げた。

 手術時に付き添い不在の旨は担当医には事前に了解を得ていたが、入院日に「不測の事態の場合は病院側の判断で勝手にやってよし」という承諾書にサインさせられた。まぁ不測の事態があったとして親に方針を相談されてもどうしようもないしね…。

「手術時の付き添いの方は…?」⇒「居ないです」
「お見舞いに来る方の駐車場について説明を…」⇒「来ないです」
「退院時のご家族のお迎えは何時頃ですか?」⇒「いえ、電車で帰ります」

 このように看護師さんから家族に関して問われる度に、孤独であることを答えなければならず、毎回それは珍しいみたいな反応をされた。

 まぁ親くらいには声掛けてもよかったのだろうけど、大した手術ではないから余計な心配をかけることもないと思ったことと、今後の長い独身ライフを考えて1人で済ませたかった。保証人や緊急連絡先に親の名前を書いたけど、実際には伝えてすらいなかったのである。本当は親直筆の署名・印鑑が必要だが、面倒なので筆跡を微妙に変えつつ印鑑も手持ちの別の印鑑で済ませた…。

 しかし術後の絶不調のときには容体急変⇒死も少し頭をよぎったので、事前に連絡しなかったのはよくなかったなとは後で反省した。あとこのときはナースコールのボタンを探す体力すら無かったので、1人だったのは少しきついと思った。(かといってこういう体調不良時に誰かいるとそれはそれで鬱陶しいが…)

 金や命に係わることは友人には頼みづらい。保証人や付き添いはやはり親族がいいと思う。かといって親はいつまでも生きていないから、せめて兄弟と繋がりを強くしておく必要があるなと思った(最近疎遠)。

 会社員なら少しはマシなのかな?と思ったけど保証人や立ち合いを会社の上司・同僚に頼むというのは自分なら有り得ないので、やっぱり関係ないな。独身という属性だけに関する問題だ。

 将来は保証会社的なサービスで入院から葬式までサポートみたいなことも有り得る気がするけど、手術のメインの付き添いが知らないオッサンというのもね…。セミリタイアなどの私の生きざまに理解を持ってくれる伴侶が持てるのがベストだとも思うが、資産を奪われて数年で居なくなるのが関の山か…。

 最後に、「手術の立ち合いにレンタルおっさんを雇った」という話がちょっと面白かったので紹介しておく。

 

自分は知らないおっさん雇うのはちょっときついかな…。人間は一人では生きづらい、と再認識した1週間であった。